審議で入れ替わり

8月最終日曜日のアメリカ競馬は、デル・マー競馬場のトーリー・パインズ・ステークス Torry Pines S (GⅢ、3歳牝、8ハロン)一鞍。fast の馬場に1頭が取り消して7頭立て。ここはサンタ・アニタ・オークス(GⅠ)の勝馬パラダイス・ウッズ Paradise Woods が1対5の断然1番人気。ケンタッキー・オークス11着惨敗以来の休み明けですが、実績が抜けています。
しかしパラダイス・ウッズ、久し振りの競馬で戸惑ったか、スタートで出遅れ。何とかクラブハウス・ターンを巧く利用して逃げる2番人気(5対1)ザッパーカット Zapperkat の3番手に付けます。それでもこの無理が堪えたか、大本命は直線で失速。替わって後方2番手から外を回って追い込んだ4番人気(18対1)のマニー・スパント Munny Spunt が逃げるザッパーカットを追い詰めましたが頭差届かず2番手での入線。最後方から伸びた最低人気(26対1)のベルニナ・スター Bernina Star が3馬身差の3着に入り、パラダイス・ウッズは6着と期待を裏切りました。
しかしレースは直ぐに審議。最後の直線でノルベルト・アロヨ騎手の左ムチで大きく外に寄れたザッパーカットが、数回に亘ってマニー・スパントに馬体をぶつけたことはビデオ・リプレイでも明らか。結局1・2着は入れ替わり、マー・スパントが勝馬と宣言されました。
ダグ・オネイル厩舎、ドライデン・ヴァン・ダイク騎乗のマニー・スパントは、デビューから11戦続けて新馬戦、未勝利戦、クレイミング戦に11戦して4勝した馬で、前走ランチョ・ベルナルディーノ・ハンデ(GⅢ)4着がステークス・デビューでもありました。もちろんこれがG戦初勝利となります。

 

 

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